転職活動や就職活動で避けて通れないのが「面接」。書類選考を通過した後の面接では、限られた時間の中で自分を最大限にアピールしなければなりません。しかし、「どんな質問が来るのか不安」「うまく答えられないかも」と感じている方も多いのではないでしょうか？
今回は、面接でよく聞かれる質問トップ5と、それぞれの質問に対する答え方のコツをご紹介します。事前に準備をして、自信を持って面接に臨みましょう！


質問1：自己紹介をお願いします。
目的：
あなたがどんな人物か、話し方や第一印象をチェックするための質問です。

答え方のコツ：
・話す時間は1～2分程度にまとめる
・職務経歴の要点＋自分の強みを簡潔に
・志望職種に関係のある経験をピックアップして伝える

例文：
「〇〇大学を卒業後、〇〇業界で3年間営業職として勤務してきました。前職では新規顧客の開拓を担当し、年間目標の120%を達成しました。今後は、よりお客様に寄り添った提案ができる環境を求めて御社を志望いたしました。」

質問2：志望動機を教えてください。
目的：
企業とのマッチ度、志望の熱意、業界・職種への理解度を見ています。

答え方のコツ：
・企業研究をしっかり行い、その特徴と自分の価値観をつなげる
・「なぜこの会社なのか」「なぜこの職種なのか」を明確に
・抽象的ではなく、具体的なエピソードを交える

NG例：
「成長できそうだと思ったから」→抽象的で説得力に欠けます。

例文：
「御社の“お客様第一”という理念に共感しました。前職でも、お客様のニーズを丁寧にヒアリングする姿勢を大切にしており、その姿勢をさらに深めたいと考えています。」

質問3：あなたの長所・短所は？
目的：
自己分析力や、職場での振る舞いを把握するための質問です。

答え方のコツ：
・長所：応募職種に役立つ強みを選ぶ
・短所：素直に答えつつ、改善への努力も添える

例文：
「私の長所は、粘り強く目標に取り組めるところです。前職では、契約が難しいと言われていた企業にも粘り強く提案を続け、半年後に成約に至りました。
短所は、完璧を求めすぎるところです。ただ最近は、優先順位を意識して効率的に仕事を進めることを心がけています。」

質問4：前職を退職（または転職）した理由は？
目的：
ネガティブな理由かどうか、再び同じ理由で辞める可能性がないかを見ています。

答え方のコツ：
・前職の悪口や不満はNG
・前向きな転職理由に言い換える
・次にやりたいことを明確にする

例文：
「前職では与えられた業務を着実にこなす経験ができましたが、今後はより提案力を活かした営業に挑戦したいと考え、転職を決意しました。」

質問5：5年後のキャリアプランは？
目的：
将来へのビジョン、長期的な成長意欲があるかを見ています。

答え方のコツ：
・応募する職種や企業の方向性に沿った内容にする
・現実的で実行可能なプランを話す
・学び続ける意欲を示すと好印象

例文：
「まずは一人前の営業として成果を出し、3年後には後輩の指導にも携わりたいです。5年後には、チームをまとめるリーダーとして組織全体の成果に貢献したいと考えています。」


まとめ
面接は、質問の答えそのものだけでなく、「どのように考え、伝えようとしているか」も見られています。どんな質問にも自分の考えを自分の言葉で伝えられるよう、事前準備がとても重要です。
今回ご紹介した5つの質問は、どの業界・職種でも頻出の定番質問です。答えのテンプレートを作るのではなく、自分自身の経験や価値観に照らし合わせて準備することで、自然で説得力のある受け答えができるようになりますよ。
ぜひ、面接前の対策に役立ててください！