人手不足の介護業界、本当にきつい?

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人手不足の介護業界、本当にきつい?

少子高齢化が進む日本で、年々注目を集める介護業界。ニュースやSNSでは「人手不足」「重労働」「離職率の高さ」といったワードが目立ち、介護職に対して“きつい仕事”というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?
確かに、介護の現場では課題が山積しています。しかし実際に働いている人の声を聞くと、「つらいだけじゃない」「やりがいも大きい」というリアルな一面も見えてきます。今回は、介護業界の実情とともに、なぜ“きつい”と感じられているのか、そしてその中でも感じられるやりがいについて考えてみたいと思います。

介護業界の人手不足はなぜ起きているのか?
まず、人手不足の背景を見てみましょう。高齢者人口は増え続けており、厚生労働省の推計では2040年には約69万人の介護人材が不足するといわれています。その要因は以下の通りです。

・高齢者の急増に対し、現役世代が減っている
・長時間労働や夜勤があり、肉体的・精神的にハード
・他業種に比べて給与水準が低い傾向にある
・施設によっては職場環境や教育制度が整っていない

こうした条件が重なり、求人を出しても人が集まらず、働いている人にしわ寄せがくるという悪循環が生まれています。

介護現場のリアル:本当に「きつい」だけなのか?
実際に現場で働く介護職員からは、以下のような声が聞かれます。

「夜勤や急な対応で体力的にきつい時もある。でも利用者さんの“ありがとう”に励まされる。日々の小さな変化に気づき、支えになれるのはやりがいでもある」(30代・女性・特別養護老人ホーム勤務)

「職場の人間関係が良いと働きやすい。入職前は不安だったけど、仲間同士で助け合える環境があれば続けられると思う」(20代・男性・グループホーム勤務)

確かに体力や気力が求められる仕事ではありますが、「利用者との関わり」や「チームでの連携」にやりがいを感じている人も多くいます。

働きやすくなる工夫も進んでいる
一方で、「きつい仕事」から「続けやすい仕事」へと変えていこうという取り組みも進みつつあります。

ICTの導入:記録業務の効率化、見守りセンサーによる負担軽減
資格取得支援制度:働きながら介護福祉士やケアマネージャーを目指せる環境
処遇改善:国や自治体による賃金補助や職場改善助成
柔軟なシフト制:子育てや副業との両立を支援する職場も増加中

特に最近では、未経験者でも働きやすいように研修制度やフォローアップを充実させる施設も増えており、「思ったよりも入りやすかった」「一から教えてくれた」という声も聞かれます。

介護の仕事に向いているのはどんな人?
介護の仕事に向いている人の特徴として、以下が挙げられます。

人と関わるのが好き
誰かの役に立ちたいという気持ちがある
小さな変化に気づける観察力がある
感情の起伏が少なく、安定した対応ができる

スキルや資格は入職後に身につけることも可能です。重要なのは、利用者と向き合う「姿勢」や「思いやり」です。

まとめ:きつさの裏にある、介護の魅力
「きつい」と言われがちな介護業界ですが、その現実は一様ではありません。確かに簡単な仕事ではないものの、人と深く関わり、誰かの人生を支えるという意味では、他に代えがたい仕事でもあります。
また、今後さらに人材が必要とされる業界であるため、未経験からでも挑戦でき、将来的なキャリアアップの道も開かれています。
もしあなたが「人の役に立ちたい」「長く続けられる仕事を探している」と感じているなら、一度介護の現場を覗いてみるのもいいかもしれません。働きやすい職場を選べば、“きついだけじゃない介護の世界”がきっと見えてくるはずです。
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